2006/03/11

無線時代の未来予想図: キーワードはBluetooth、WUSB、そしてiPod(もしくはOrigami)!!

Bluetoothという無線技術があります。今日はそれを使った限りなく現在に近い未来予想図を提唱しようと思います。
Bluetoothの屋内利用の例 Bluetoothの屋内利用。私の家もさっさとこういうインフラを整えたい

まずは屋内での利用。これはもう既に実現可能となっていますが、普及率は果てしなく低いでしょう。パソコンやオーディオから音楽をBluetoothで飛ばし、Bluetooth対応ヘッドフォンで受信するというもの。こうすれば、部屋が違おうがトイレに入っていようが、家中どこにいても音楽を聴くことが出来ます(Bluetoothの最大通信距離は10mなので、広ーーい家に住んでいる人はこれは無理だね

ここでは私の個人的な理想からBluetoothの利用を前提に話を進めましたが、この使用目的だけを考えれば、IEEE 802.11通信でもFMトランスミッタを用いた通信でも構わないでしょう。大切なのはコードに縛られることがないということです

Bluetoothの屋外利用の3つの例 Bluetoothの屋外利用。将来的にこうなればいいなという希望的観測も含めた未来予想(図)。左からかばんに入れたまま音楽、かばんに入れたままデータ通信、デジカメ画像をiPodへ転送(盗撮じゃないよ

もう1つは屋外での利用。というか家以外での利用。これは多少未来の話になります(現在でも頑張れば実現可能ですが…)

例えば現在はiPodなどのポータブルプレイヤは、コードの長さに制限があるため、ポケットなどに入れて使用し、再生中は常に本体を持っていなければなりません。しかしiPodがBluetoothに対応するようになれば、プレイヤをかばんの中に入れていてもBluetooth対応ヘッドフォンで音楽を聴くことが出来ます。コードレスなので、かばんを置いて少し離れたところに行ってもそのまま音楽が聴ける。これすごいよね。

無線通信に使えるのはBluetoothだけではありません。Wireless USBという何とも魅力的な名前の規格があります。これは文字通りUSB機器をWirelessにつなごうとするものでUWBを基に出来ているらしいです(細かいことは知りません。この規格、通信距離が3m以内ならなんと無線のくせに(!?)有線と同じ480Mbpsも出るらしい!! 3m以上離れていても10m以内ならば110Mbpsでの通信が可能だそうです。(さっさと製品化しろよ!! ZDNetの記事によれば製品化が始まるのは今年の第3四半期頃になりそうです。

で、このWUSBが製品化するとどう便利なのか?? 例えば、USBメモリをかばんに入れたままパソコンで利用できるようになります(そういう規格なのかどうかは知りません。これで家と学校でデータのやり取りをするために、いちいちかばんからUSBメモリを取り出して???という作業は不要になります。かばんに入れたままでいいんですから

それと、これは以前友達と話していてふと話題に上がったのですが、デジカメで取った写真をiPodへ直接転送という使い方どうでしょう??。これ個人的にすごく欲しい。これが出来るようになると、SDカードが不要になります。取った写真は全てiPodへ転送しiPodで管理する。ビデオiPodの60GBなんてどうせ余らせている人がたくさんいるんだからそれが出来たら画期的だと思いませんか??(私だけ!?) 別に転送先はiPodでなくてもPCでもOrigamiでも携帯電話でもいいです。

携帯電話が出たところでちょっと個人的な意見を(もともと全部個人的な意見ですが 最近は携帯電話で音楽を聴けたりしてiPodに台頭するとまで言われていますが、なんでリムーバブルディスクとして利用できないんでしょう?? これはPCユーザなら誰でも思うことです(そして携帯に詳しくない私のような人間ならなお更。長くなってきたのでこの辺は次回書くか

Bluetooth対応ヘッドフォンはCREATIVEのCB2530などがあります。値段は定価12,800円。だいぶ高い まだまだ需要はないんでしょうね。もう少したてば(OrigamiなどのUMPCが出てくれば)安くなるかもね

最近ではCanonからIEEE 802.11b/g対応のプリンタが出るなど、着実に無線ライフは広がっています(Canonの製品ページ)。私の家も無線プリンタサーバを導入していますが、一度これに慣れたらもう有線の生活には戻れませんね。私の家は狭いので、家中どこからでも印刷可能です 次に目指すは無線ヘッドフォンを買って無線音楽ライフを満喫することです。

今日は久々の長文&イラストでした。では。