2006/02/11

Delphiは砕けない… と信じたい: BorlandがIDE事業を売却 [参考]

Borlandが私の最愛のIDE、Delphiを売却する動きがあるとのことです

売却されそうなのはJBuilderやDelphiなどのIDE事業。これらはIDEとしてはMicrosoftのVisual Studioと肩を並べる(賛否両論あると思いますが)いいソフトでした。売却されたとしても、できればなくなってほしくないです

思えば2年ほど前、プログラマになるべく、無料で使えるIDEを探し、たどり着いたのがDelphiでした。DelphiはObject Pascalというマイナーな言語を使うIDEでしたが、偏屈者の私には丁度いいソフトでした。(無料版もあったしね

Delphiに惹かれた理由は、
  • コンパイル型言語である
  • コンパイル速度が速い(基本的に1秒以内)
  • 無料!!
一方、難点は
  • 仲間がいない(つまり情報が少ない
  • 実行ファイルのサイズが大きくなりがち
  • 大文字と小文字の区別が無い(これが難点かどうかは人によりけり)
ということが挙げられます。利点の中でもコンパイル速度が早いというのは大きなアドバンテージでした。一度これに慣れるとJavaの様なとろいコンパイラは使いたくなくなる。

ここからはプログラムに関する自論ですが、最近はコンピュータの性能が上がり、ちょっとしたプログラムだったらスクリプト型もコンパイル型も大した差がなくなってきているように思います。特にJavaScript。ブラウザ上で動かす前提に立てば、初期実行時のオーバーヘッドも気になるオーダーではなくなりました。

こうなってくると立場がなくなるのがJavaではないでしょうか。JavaはJVMさえあればどこでも動くということを利点としています。そしてコンパイル型言語なので動作が高速、と言われていますが、その起動のオーバーヘッドとJVMのメモリ使用量の多さから私は非常に忌み嫌っています

私に限らず、ブラウザでJavaを動かしたときのあのフリーズしたような現象に戸惑ったことのある人は少なくないと思います。起動のオーバーヘッド、メモリ使用量から考えても、残念ながらJavaはブラウザで動かす物ではありません。Ajaxの「J」がJavaではなくJavaScriptなのが何よりの証拠です。

プログラム言語の優劣を議論するのは不毛だと言うことは承知していますが、Javaはどうしても好きになれない言語です。「このプログラムを動かすにはJREの1.4以上が?」という文面を見るだけでそのツールを使う気が失せてしまいます

もしもJavaが、メモリ使用量10M以内で動作し、かつ起動にほとんど時間を要しないようになったら(できればコンパイル速度も上げて欲しい)、私のように毛嫌いする人は経るかもしれない。

なんかDelphiと大きく話題がずれたな…