2005/10/01

ジャストシステム逆転勝訴!特許は無効!知財高裁Good Job!! - 「一太郎」訴訟 [参考]

ITmediaの記事より。勝ったそうです

まーふつーに考えればあんな特許が許されるはずもないと分かります。世の中正義が勝つんですね。うそでも大手と言われる松下電器産業(以下 松下)が、同業他社でもないジャストシステムの、しかも日本で唯一とも言える高性能ワープロソフトに、自社が持つくだらない低脳な特許を侵害しているとして、損害賠償ではなく販売差し止めを申し立てた、誰もがその目的に疑問を投げかける一連の事件は「進歩性にかけるので特許は無効!」という結果で幕を閉じました(以上、簡潔なあらましでした)。めでたしめでたし 詳しくは下の方にある記事を参照してください。 松下の横暴ぶりは多くの不買運動を引き起こし、多くの客を失いました。私もそれまではPanasonicのLet's Noteの購入を考えていましたが、もはや候補から消しました

もし一太郎が販売差し止めを食らっていた場合、松下はどうする気だったんでしょうね。特に何も考えてなかったんですかね。あきれてしまいます。ひょっとして国産ワープロを死滅させる気だったんですかね。国賊ですね。もちろん。今後も松下の製品は買いませんよ

しかしさすが知財高裁。特許庁が出したへまを「特許無効!」としてくれました。ところで今回の裁判の舞台となったこの知財高裁ですが、「知財高裁って何?」という人もいると思うので(私も含む)、簡単に引用します。
知的財産高等裁判所は,全国すべての特許権に関する控訴事件や特許庁の審決に対する訴訟事件を始め,その性質・内容が知的財産に関するものである限り,東京高等裁判所が取り扱うものとされているすべての事件を取り扱います。したがって,知的財産高等裁判所は,我が国における知的財産に関する事件を幅広く包括的に取り扱う専門の裁判所であるといえます。
知的財産高等裁判所 - 所長挨拶より
こんなところがあるんですね。今後もがんばってガンガン特許無効と叫んでください!(←違う)  ちなみにこのサイト、Firefoxの拡張機能のHtml Validatorで見たところエラーゼロでした。やっぱすげー!!!

言ってしまえば今回の事件は、特許庁がこんなしょぼい特許を許さなければおきなかったわけなので、特許庁が反省して欲しい。完全に私見ですが、特許を出した特許庁が悪い、そしてそれを武器に考えもなしに裁判を起こした松下も悪い。両方悪です。反省しなさい。松下側のコメント[ITmedia]によると、「今後のことは判決内容を見て決めたい」とのこと。ここで上告したら本当に怒りますよ。くれぐれもバカなまねはしないで欲しい。