2005/10/06

中国が独自規格のDVDを開発予定 [参考]

珍しくSankei Webからの引用です。中国が新しくDVDを作るそうです。

本文によると、
独自規格は、現在東芝などが進める「HD DVD」に基づくが、HD DVDとは互換性がなく、画質や音質がより優れているという。
Sankei Webより 一部改変
だそうです。独自規格だそうです。互換性はないそうです。何で今更そんなこと言うんでしょうね。めちゃめちゃしらけますね
こんなもんには誰も期待しません。互換性なしで大容量という技術ならいくらでもあります。 全部MSFNで見つけました。その他の技術については開催中のCEATECの記事[CNET]にもあります。つまり、「規格内」という制限さえなければいくらでもできるということです。当然ですね。前々からSONYがやってることです。

規格外メディアというのは、百害あって一利なしです。お金を出して買ったメディアが家で読み込めないなんて事態は最悪です。またその企業が販売を止めた場合、 もうそれ以降はそのメディアは読み込めなくなってしまいます。規格統一されているLDでさえ、数年後読み込めなくなると思うと涙が出てきます

HD DVDBlu-ray Discの二者択一でもめるこの時期に、こんな話題を出すとは中国も命知らずだ。冒頭の記事によると
中国は世界の70-80%のDVDプレーヤーを生産しているが、主要技術は外国企業に握られ、特許使用料は製品コストの40%にも達する。
Sankei Webより 一部改変
という事情があるらしいが、世界から見ればそんな事情はどうでもいい。世界に向けて技術発信したいのなら、自国のイメージアップを図る政策を取った方がいいよ、と偉そうに言ってみる