Neutoria

2006/04/09

マナーは愛!!: 知らないのは教わらないから [参考]

社会人になって、社会人らしい振る舞いをしなければならないということで、マナー研修なるものを受けました。文字通り、お辞儀の仕方や敬語、名刺交換の仕方などを習いました。

その席で講演していただいた先生が、着物の合わせはどっちが前かを知らなかった私たちに対し、「(常識をあまりにも知らなかったので)あなたたちは本当に日本人ですか??」と問いかけて来ました(お恥ずかしい限りです

先生のおっしゃられたとおりですが、ここでふと思いました。どうして学校ではマナーは習わないのでしょう??

不思議なもので、食事のときの「いただきます」「ご馳走様でした」は教わっても、「お辞儀の仕方」「名刺交換」は教わりません(少なくとも私は教わりませんでした)。その割には「近頃の若者は礼儀を知らない」とお叱りを受けます。これほど理不尽なことはないと思います。

人は教わらないことは知りません。以前話したとおり、自分の常識を相手に押し付けてはいけません。どんなに日本の文化に根付いている基本的なことであろうと、習わなければ、教わらなければ人はそのことを知ることはありません2006/03/25の記事を参照)

しかし、先生のおっしゃることも分かります。私たちの勉強不足にも問題があります。なのでそれを解決するために、私は小学生のうちにお辞儀、敬語、名刺交換を教えることを提案します

「何をバカな、小学生に名刺交換を教えてどうなる」と言われそうですが、大切なのは名刺交換の方法を覚えることではありません。マナーとはどういうものか、他人を思いやることはどういうことか、を早いうちに教えた方がいいと考えてのことです。

そうすれば学級崩壊は起きません。いじめもなくなります。周りの人も気持ちよくなります。それを感じることが出来れば、本人もより一層思いやりを持つようになります。更に、日本の文化についても理解を深めることにもつながると思います。引いては将来的に新人研修にかけるコストも削減できます

これは義務教育化する必要があるでしょう。毎日のホームルームのときのお辞儀だけでもいいですから導入を検討していただけませんか??


2006/04/02

授業2.0: 講義中のノートPC使用禁止 [参考]

アメリカの大学で、ある教授の講義におけるノートPC使用禁止令が出たそうです。これについてBlog界では様々な議論をかもしているようです。

禁止の理由は、
コンピュータのせいで学生の注意力が散漫になり、講義内容を熟考することよりも、自分の一言一句を書き写すことに没頭してしまう
「授業中のノートPC使用禁止」--米大学教授の判断にブログ界は賛否両論 - CNET Japanより
かららしいです。私はてっきりノートPCで学生が遊ぶからだと思っていたのですが、そこは日本の大学とは大違いなんですね(うちの学校がひどすぎただけか…orz)

「学生は黒板を写すもの」というのは正しいような正しくないような。写さなきゃ覚えられないし、「教科書に書いてあるから写さなくてもいい」というなら最初から書かなきゃいいし、丸写しするとそれはそれで問題だと言われるし、その割にはノート提出とかやるし、そのチェックは黒板をちゃんと写しているかだし。大学生になってまでノートの取り方について四の五の言われたくないですよね

ひょっとしたらもう黒板にチョークで字を書くというスタイル自体が古いのかもしれませんね。全部PowerPointのスライドにしろとは言いませんが、何か新しい手法がありそうなもんですよね。

ちなみにうちの大学の教授によると、黒板チョークスタイルPowerPointスタイルに比べて講義のペースがのんびりになります。その時間がノートを取る時間として丁度いいらしいです。PowerPointスタイルでノートを取れ、は不可能です。やるならスライドを印刷したものを配るべきです(紙がもったいないけどね

要は内容を動的に作成する(黒板チョークスタイル)か静的に作成する(PowerPointスタイル)かということですね。学生がノートを取る時間を取りつつ、テンポよく講義を進める。かつ分かりやすいのをお願いします

まー私のようにノートを取らないどころか教科書すら買わない人間にとってはとても崇高な議論なので、あまり深く触れないようにします